リンパ腫の移植
造血幹細胞移植の現在と将来
11月20日(土)14:00−14:45 C会場
リンパ腫に対する移植は自家移植が基本と考えられていますが、リンパ腫のタイプや状況によっては、ドナーの免疫力を利用した同種移植も有効な治療法になります。本講演では、4つのタイプのリンパ腫について治療反応性ごとに移植を受ける最適なタイミング(移植適応)や、実際に当院で移植を受ける場合の経過について紹介します。
講演者
福田 隆浩 (
ふくだ たかひろ )
国立がん研究センター中央病院
造血幹細胞移植科幹細胞移植科長
長崎県出身。1989年九州大学医学部卒業。九州大学第一内科・県立宮崎病院・Fred Hutchinson Cancer Research Center留学を経て2005年より国立がん研究センター中央病院へ勤務。当科は造血幹細胞移植に特化しており、看護師など多職種によるチーム医療で「一人でも多くの患者さんに完治」を目指して取り組んでいます。
司会者
天野 慎介 (
あまの しんすけ )
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン
理事長
1973年東京都生まれ、慶應義塾大学商学部卒。2000年27歳のときに悪性リンパ腫を発症し、自身の経験をもとにがん患者支援活動に関わる。2021年度朝日がん大賞受賞。現在、一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長、一般社団法人神奈川県がん患者団体連合会理事長の他に、厚生労働省厚生科学審議会がん登録部会委員、先進医療技術審査部会構成員、患者申出療養評価会議構成員などを務める。