慢性骨髄性白血病
慢性骨髄性白血病は、治る病気になった!
11月21日(日)14:00−14:45 B会場
慢性骨髄性白血病は、2001年にグリベック、さらに第二世代、第三世代の特効薬が利用できるようになり、ほとんどの患者さんが健常者と同じ生命予後となった。さらに一部の患者さんでは、薬を中止しても再発しないことも分かった。しかし長期服用による副作用、薬が高額であることや妊娠・出産などの問題も残されている。
講演者
木村 晋也 (
きむら しんや )
佐賀大学
医学部内科学講座 血液・呼吸器・腫瘍内科 教授
1986年自治医科大学卒業。2年間の初期研修の後、8年間へき地医療に従事。その後、オーストラリア、ドイツでの留学を経て、2002年京都大学医学附属病院輸血細胞治療部助教。2009年から佐賀大学医学部 血液・呼吸器・腫瘍内科教授。新規のメチル化阻害剤など、多くの薬の開発に携わっています。趣味は、サックスと釣りです。
司会者
大谷 貴子
日本骨髄バンク
評議員
1961年大阪市生まれ。25歳、千葉大学大学院在学中に慢性骨髄性白血病と診断される。27歳、名古屋大学病院で母親がドナーとなって骨髄移植を受ける。闘病中から骨髄バンク設立運動に参加。日本で初の民間骨髄バンク「東海骨髄バンク」設立に関与。その後も、日本骨髄バンクのボランティア活動とともに多くの白血病患者の相談に乗る毎日である。