小児リンパ腫
小児のリンパ腫:診断と治療
11月21日(日)11:00−11:45 C会場
リンパ腫は小児がんで4番目に多い病気です。成人のリンパ腫と似ているところもあれば、違うところもあります。診断や治療の進歩によって、今では約90%の患者さんが治癒しますが、晩期合併症や、依然として予後の厳しい再発・難治の患者さんに対する新規治療開発など、課題もあります。本セミナーでは、そんな小児リンパ腫の診断と治療についてお話しいたします。
講演者
富澤 大輔 (
とみざわ だいすけ )
国立成育医療研究センター
小児がんセンター 診療部長
1974年群馬県生まれ。東京医科歯科大学などの勤務を経て2014年に国立成育医療研究センター小児がんセンター血液腫瘍科診療部長に就任しました。「すべての小児がん患者さんに明るい未来を!!」をモットーに、小児患者さんの白血病やリンパ腫の診療に従事しています。難治性血液がんのより良い治療法の開発を目指して、多施設共同臨床研究にも取り組んでいます。
司会者
多和田 奈津子 (
たわだ なつこ )
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン
出版関係に在職していた1997年節外性NK/T細胞性リンパ腫鼻型を発症。鼻に放射線治療と初発の段階からPBSCTを受ける。 2002年に『へこんでも―25歳ナツコの明るいがん闘病記―』を新潮社から出版し、そのことをきっかけに患者経験を活かした講演や患者会活動などをしている。 2014年に若年がん患者会ローズマリーを発足、世話人として活動している。