高齢患者の移植
最適な治療を考えましょう
11月19日(土)14:00−14:45 A会場
薬物治療の進歩で白血病等血液疾患の治療成績は向上していますが、それでも根治できない場合、同種移植が必要となります。高齢者では移植治療の体への負担が大きいため、どのタイミングで行うかは若年者とは異なった尺度で考える必要があります。移植が必要となるまでの間、何もしないことも時に有力な“治療”となります。
講演者
内田 直之 (
うちだ なおゆき )
虎の門病院
血液内科 部長
山口県生まれ。九州大学、浜の町病院、愛媛大学を経て、2005年に虎の門病院血液内科に赴任しました。血液疾患治療全般を行っていますが、白血病、骨髄異形成症候群に対する同種移植、特に臍帯血移植の開発に力を注いでいます。
司会者
池田 明香 (
いけだ あきこ )
NPO法人キャンサーネットジャパン
プロジェクトマネージャー
看護師として虎の門病院に在職中に多発性骨髄腫を発症し、2008年に臍帯血移植施行。2006年より地元横浜で「はまっこ(多発性骨髄腫患者・家族の交流会)」を発足し、交流会や医療講演会を開催している。虎の門病院の院内患者・家族のおしゃべり会「ちゃとらClub」の世話人としても活動中。 2017年11月より現職。