再発小児白血病
再発小児白血病治療の最近の話題
11月19日(土)10:00−10:45 A会場
治療の進歩により、小児急性リンパ性白血病(ALL)の生存率は90%を達成しました。しかし約15%の患者さんで再発し、治療に難渋する場合も多くあります。近年、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法をはじめ、革新的な新規医薬品の導入が進んでいます。本発表では、再発小児ALLに対する治療の現状をふまえ、将来の展望についてお話しします。
講演者
豊田 秀実 (
とよだ ひでみ )
三重大学大学院医学系研究科 小児科学
三重大学卒業後、沖縄県立中部病院、三重中央医療センター、ニューヨーク州立大学での勤務を経て、2008年より三重大学医学部附属病院・小児科で、小児血液腫瘍の診療に携わっています。標準的治療を基本としつつ、より患者さんに負担の少ない治療を心がけています。
司会者
古賀 真美 (
こが まみ )
NPO法人キャンサーネットジャパン
常務理事
2002年、急性リンパ性白血病を発症した弟へ末梢血幹細胞提供を機に、白血病患者や家族・骨髄ドナーの相談支援をライフワークとしています。2013年CNJ入職、2020年より現職。主に血液がんと小児がんを担当しています。