公開座談会「移植を支える」

11月20日(日)12:0512:45 A会場

血液がんの根治を目標に行われる造血幹細胞移植治療には多くの支えが必要です。コロナ過で登録者が減っている骨髄バンク経由の非血縁ドナーのこと、最近増えているハプロ移植のための家族や親族の血縁ドナーについても、それぞれ様々なハードルがあります。輸血も移植治療に欠かせません。献血のことも含め移植治療を支えるために、みんなで考えていく時間にしたいと思っています。是非ご参加ください!

講演者

赤木 晴香 ( あかぎ はるか )
NPO法人関西骨髄バンク推進協会 骨髄バンク登録説明員・地区普及広報委員

2017年、2つ上の兄が急性リンパ性白血病を発症。兄妹間での骨髄提供のため白血球の型を調べるが一致せず。 兄を助けるためには、”献血と骨髄バンクを応援しないと!”と、家族でボランティア活動を始める。 翌年、残念ながら兄は他界する。 全ての患者さんに”最適な時期に、最適なドナーさんが現われ、最適な治療を安心して受けられるように。 一人でも多くの方に「知って頂き、理解して頂き、ご協力頂く。」ため、 地元では「届け!関西からいのちのバトン!」というグループで活動中。

大石 亜紀 ( おおいし あき )
大阪国際がんセンター 造血細胞移植コーディネーター

血液内科病棟で移植看護を行う病棟看護師として経験を積む中で、移植後長期フォローアップ、患者とドナー双方を支えるということについて関心を抱く。2014年移植後長期フォローアップ外来担当を、2015年より造血細胞移植コーディネーター(HCTC)の活動を病棟看護師業務と兼任で始める。2018年認定HCTCの資格を取得。現在は移植医療を支えるチームの一員として病棟副看護師長とHCTCの活動を兼任して行っている。

司会者

古賀 真美 ( こが まみ )
NPO法人キャンサーネットジャパン 常務理事

2002年、急性リンパ性白血病を発症した弟へ末梢血幹細胞提供を機に、白血病患者や家族・骨髄ドナーの相談支援をライフワークとしています。2013年CNJ入職、2020年より現職。主に血液がんと小児がんを担当しています。