慢性骨髄性白血病(CML)
CMLの治療戦略 新たな治療目標と長期マネジメント
11月18日(土)14:00−14:45 ライブ配信会場
慢性骨髄性白血病(CML)は2001年のイマチニブの上市以来、最も生命予後の改善した血液がんのひとつです。新たな治療薬の登場とともに病状を正確に評価する検査法の開発も進み、一定の条件を満たす一部の患者さんでは治療を終了(中止)するという選択肢も考慮可能となりました。この様に変わりつつあるCMLの治療目標と現状における課題、治療の際の注意点などについて概説します。
講演者
堺田 惠美子 (
さかいだ えみこ )
千葉大学医学部附属病院
血液内科 診療教授
千葉大学病院血液内科・科長、造血幹細胞移植センター長として血液疾患の診療にあったっています。がん薬物療法を専門としており、造血器腫瘍診療ガイドライン(日本血液学会)、多発性骨髄腫の診療指針(日本骨髄腫学会)などのガイドラインの作成、成人白血病治療共同研究機構(JALSG)の副理事として、より良い白血病治療法の確立を目指して活動しています。
司会者
大谷 貴子 (
おおたに たかこ )
日本骨髄バンク
評議員
1961年大阪市生まれ。1986年慢性骨髄性白血病と診断され、翌年に急性転化。1988年1月に母から骨髄提供を受ける。たった一人の姉とのHLA不一致をきっかけに骨髄バンク設立運動に邁進してきた。