★ 特別対談
「科学的根拠」の見極め方
線虫がん検査の例に学ぶ
がんや医療にまつわる情報に接する時、あなたはその情報の「正しさ」をどのように判断していますか? 「科学的」かどうかを判断材料にしている人も多いのではないでしょうか。しかし世の中には、一見科学的に見えても、信頼性に欠けると言わざるを得ない情報も多く出回っています。ある検査の例を通して、情報の見極め方について考えます。
※ 後日のアーカイブ配信はございません
講演者
2001年から19年間、毎日新聞の記者として科学や医療、科学技術政策などを取材。『捏造の科学者 STAP細胞事件』(2014年)で大宅壮一ノンフィクション賞、科学ジャーナリスト大賞を受賞。2冊目の単著に『合成生物学の衝撃』(2018年)。取材班キャップを務めた共著『誰が科学を殺すのか』(2019年)で科学ジャーナリスト賞。20年4月から24年10月までウェブメディアのNewsPicks編集部に所属し、23年9月掲載の特集「虚飾のユニコーン 線虫がん検査の闇」で調査報道大賞奨励賞などを受賞。2024年11月からフリーランスに。東京農工大学特任教授。
87年日本大学芸術学部を卒業後、フジテレビに入社。アナウンサーとして「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」など多くの番組に出演し人気をあつめる。95年フジテレビ退社。97年から22年まで「世界陸上」(TBS)のメインキャスターを務める。現在はTV番組の出演のほか、イベントの司会、映画・演劇のコラム、動画配信番組、クラッシックコンサートのナビゲーター、朗読など幅広く活躍している。 2011 年より NPO 法人キャンサーネットジャパンの活動に協力、2018年理事に就任。がん啓発のイベント・市民公開講座の司会などの活動もしている。2020 年 6 月より新国立劇場の理事を務めている。